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トルコ中銀、政策金利を据え置き 通貨は下落

【イスタンブール=木寺もも子】トルコ中央銀行は22日、金融政策決定会合を開き、主要な政策金利の1週間物レポ金利を年10.25%のまま据え置いた。通貨リラは最安値圏で推移するが、景気刺激を優先する政権に配慮したとみられる。

トルコリラは下落が続く(10月、イスタンブールの外貨両替所)

市場では2%程度の利上げが予想されていた。発表後リラは対ドルで一時、前日比2%超下げ、最安値を更新した。

リラは2019年末から2割超下落している。9月の金融政策決定会合で2年ぶりに利上げしたが、なおインフレ率(11.75%)を下回る実質的なマイナス金利状態が続く。国営銀行を介してリラを買い支えてきた中銀の外貨準備(金を除く)は19年末から半分に減り、限界が指摘されている。

トルコリラの不安要素は多い。東地中海のガス田権益を巡ってギリシャと対立し、欧州連合(EU)内には対トルコ制裁論がくすぶる。アゼルバイジャンとアルメニアの領土紛争でアゼルバイジャン側に肩入れしていることも欧米の懸念を呼んでいる。

19年にロシアから導入した地対空ミサイル「S400」を巡って、米国の対トルコ制裁を止める立場を取ってきたトランプ大統領が再選に向けて苦戦していることもマイナス材料だ。民主党候補のバイデン前副大統領はトルコに対してより厳しい姿勢を示している。

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