都心の中古マンション価格、3カ月連続で最高値更新
東京カンテイ(東京・品川)が22日発表した9月の中古マンションの平均希望売り出し価格(70平方メートル換算)は、都心6区(千代田、中央、港、新宿、渋谷、文京)で前月比0.9%高の8582万円だった。築年数の浅い物件が多く流通し、2002年の集計開始以来の最高値を3カ月連続で更新。都心の中古マンション需要は底堅い。
東京23区は同1%高の5827万円、都全体は0.8%高い5194万円だった。不動産仲介会社などによると、都内を中心に売り物件が少ない一方で購入希望者は減っていないため、価格上昇につながっているとみられる。
神奈川、埼玉、千葉各県も上昇。いずれも県庁所在地で伸びている。首都圏は1.2%高の3723万円となり、2カ月ぶりのプラスに転じた。
近畿圏は0.4%高の2471万円。前月比でプラスは5カ月連続だ。
中部圏は0.5%安い1948万円。4カ月ぶりに下落した。
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