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睡眠剤殺傷、二審見直しか 最高裁が12月に弁論

最高裁第2小法廷(草野耕一裁判長)は、勤務先の老人ホームで睡眠導入剤入りの飲み物を同僚らに飲ませて交通事故を引き起こし、6人を殺傷したとして、殺人と殺人未遂などの罪に問われた元職員、波田野愛子被告(74)の上告審弁論を12月11日に開くと決めた。懲役24年の一審判決を破棄し、審理を千葉地裁に差し戻した二審判決を見直す可能性がある。

一審判決によると、千葉県印西市の老人ホームで准看護師として働いていた被告は2017年2月、同僚の山岡恵子さん(当時60)に睡眠導入剤を入れたコーヒーを飲ませ、車で帰宅するよう仕向けて交通事故を引き起こさせて殺害、対向車の男性にけがをさせた。同年5~6月にも同僚に睡眠導入剤を飲ませ、その影響による交通事故などで相手を含む4人に重軽傷を負わせた。

一審の裁判員裁判は、殺意を否認した被告の主張を退けた。昨年12月の二審東京高裁は「事故に巻き込まれた相手方2人に対しても未必の殺意があったとして、殺人未遂罪の成立を認めたのは誤りだ」と指摘。傷害罪などが成立するかどうか、裁判員による審理をやり直して量刑を判断すべきだとした。

最高裁は通常、二審の結論を見直す際に弁論を開く。「同僚が事故を起こすとは限らず、殺人行為に該当しない」とする弁護側と、検察側の双方が上告している。

〔共同〕

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