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中外薬、純利益38%増 1~9月 血友病治療薬伸びる

中外製薬が22日発表した2020年1~9月期連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比38%増の1624億円だった。同期間としては過去最高だった。自社で開発した血友病治療薬「ヘムライブラ」が好調に推移。海外販売を担う親会社のスイス製薬大手ロシュから受け取るロイヤルティー収入も伸びた。

売上高にあたる売上収益は13%増の5765億円だった。ヘムライブラは競合薬に比べて投与回数が少ないうえ、静脈ではなく皮下への注射で済むことから、急速に利用が広がっている。

前期まではロシュに通常よりも安い価格で輸出していたが、今期から通常価格に引き上げた。ロシュ向けの輸出は6.6倍に膨らんだ。ロシュのがん免疫治療薬「テセントリク」の売上収益も86%増えた。

売上収益営業利益率は39.4%と、7.8ポイント改善した。ロシュの販売実績に応じて受け取るロイヤルティーなどの収入も1117億円と63%増えた。こうした収益は営業利益にほぼ計上されるため、利益率の上昇につながる。

関節リウマチ薬「アクテムラ」も含め、売上収益に対する自社製品の割合が高まり、原価率が低下した。

中外薬は無形資産の償却費などを含まない「コア営業利益」で業績予想を開示している。20年12月期通期は売上収益が前期比8%増の7400億円、コア営業利益は22%増の2750億円とする従来予想を据え置いた。

コロナ治療薬候補としても開発中のアクテムラについて、年内の承認申請を当初は目指していたが、21年に変更した。

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