/

建設アスベスト訴訟、最高裁で弁論 同種上告審で初

建設現場でアスベスト(石綿)を吸い健康被害を受けたとして、神奈川県内の元建設作業員や遺族らが国と建材メーカーに損害賠償を求めた訴訟の上告審で、最高裁第1小法廷(深山卓也裁判長)は22日、当事者の意見を聞く弁論を開いた。結審し、判決期日は後日指定する。

第1小法廷に係属する同種訴訟では初の弁論。▽国の規制権限のあり方▽「一人親方」など事業主に対する国家賠償法上の責任▽メーカーの賠償責任――を巡り高裁の判断が分かれており、最高裁が一定の方向性を示すとみられる。

被告の国側は「粉じん暴露対策は合理的だった。規制権限を行使しなかったことは違法といえない」と主張し、メーカー側も賠償責任について争う姿勢を改めて示した。

原告側の弁論では、夫と次男を肺がんで亡くした栗田博子さん(80)が意見陳述し「大切な夫と息子をアスベストに奪われた。すべての被害者、遺族が分け隔てなく救済される判決を希望している」と訴えた。

この日に弁論があった訴訟は一審・横浜地裁が2012年5月、原告側の全面敗訴としたが、二審・東京高裁は17年10月、国とメーカー側に計約3億7千万円の支払いを命じた。

すべての記事が読み放題
まずは無料体験(初回1カ月)

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン