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スコアで投信選び、「AB米国成長株」の評価は

将来のための資産形成にどんな投資信託を買うべきか迷っている人にとって、参考になるのが「QUICKファンドスコア」だ。長期保有に向くかどうかの視点から個別の投信をランク付けし、日本経済新聞電子版などで公開している。今回は「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」について、スコアの内訳を詳しく見てみよう。

多角的に評価、10段階で点数化

QUICKファンドスコアは、個別の投信を多角的に評価するのが特徴。各投信を(1)リスクの適正さ(2)リターン(3)下げ相場での抵抗力(4)コスト(5)分配金の健全度――の5項目でそれぞれ評価し、10段階の「総合スコア」を算出している。点数が高いほど、分類が同じ投信の中で相対的に長期保有に向いていることを示す。

スコアの付与対象は設定後3年以上(インデックス型は設定後10年以上)が経過した投信。運用実績を積んだ投信が望ましいとの考えに基づき、設定からの経過年数が長いファンドほど評価が高くなる仕組みになっている。

アライアンス「米国成長株投信D」、最高評価の10

それでは、対面証券を中心に広く販売されている「Aバーンスタイン米国成長株投信Dコース」を例に取ってみていこう(図表参照)。同ファンドは米国株式のうち、成長性が高いと判断した企業に投資する。「米国成長株投信」シリーズには為替ヘッジの有無や決算頻度の異なる4本があり、そのうち「Dコース」は為替ヘッジをせず、基準価額水準に応じて毎月支払う分配金額をあらかじめ決めている予想分配金提示型。

「Dコース」の9月末時点の残高は5782億円にのぼり、4本中最も残高が大きく、国内公募の追加型株式投資信託(ETF除く)で6番目の大きさを誇る。同時点の総合スコアは最高の10。先進国株式型(QUICK独自の分類)の中で高い評価を得た。他の3コースも総合スコアは10だった。

分配金を毎月受け取るタイプは複利効果が薄れるため、長期投資には不向きとされる。元本を取り崩して分配金を支払っている毎月分配型も少なくない。ただ、このファンドは分配金の大部分を運用益でまかなっており、運用が振るわない月は分配金を支払わないこともある。スコア算出の基となる5項目のうち、「分配金健全度」のスコアは他の項目より低めだったが、全体の評価を大きく押し下げることはなかった。

ファンド探しに便利な検索機能も

「Aバーンスタイン米国成長株投信Dコース」以外の投信のQUICKファンドスコアも、日本経済新聞電子版のマーケット欄にある投資信託コーナーで確認できる。スコアの高いファンドを見つけたい場合は、投資信託サーチのシンプル版を使うと便利だ。

例えばQUICK投信分類(大分類)で「先進国株式」を選択し、その下にある「QUICKファンドスコア9以上」にチェックを入れて検索ボタンを押せば、該当するファンドが一覧表示される。右上の窓で項目を選べば、純資産総額の大きい順、コストの安い順などに表示を変えることもできる。こうした機能をうまく使って、長期投資に向く投信選びの参考にしたい。

(QUICK資産運用研究所 西本ゆき)

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