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米テスラ、7~9月期の最終利益2.3倍に 5期連続黒字

(更新)
テスラはコロナ禍でも5四半期連続の最終黒字を確保した=ロイター

【シリコンバレー=白石武志】米電気自動車(EV)メーカーのテスラが21日発表した2020年7~9月期決算は最終利益が前年同期比2.3倍の3億3100万ドル(約345億円)だった。新型コロナウイルスの感染拡大局面からいち早く抜け出した中国などでEV販売を伸ばし、5四半期連続で最終黒字を維持した。

売上高は前年同期比39%増の87億7100万ドルだった。調整後の1株あたり利益(EPS)が76セントと事前の市場予想(57セント前後)を上回ったことが好感され、21日の米国市場の時間外取引でテスラ株は終値を上回って取引されている。

テスラは4~6月期決算では他の自動車メーカーへの温暖化ガス排出枠(クレジット)の売却収入として4億2800万ドルを計上することで1億400万ドルの最終黒字を確保した。これまでは環境規制の追い風に助けられてきた面があるが、7~9月期はクレジットの売却収入(3億9700万ドル)を差し引いても最終損益はほぼトントンとなる水準で、EVの生産と販売によって稼ぐ力を高めつつある。

7~9月の世界販売台数は44%増の13万9593台だった。同社は地域別の販売台数を明らかにしていないが、調査会社のマークラインズによると期中の中国におけるテスラのEV販売台数は前年同期比2.6倍の約3万4000台に伸びた。19年末に上海市の新工場で現地生産を始めた「モデル3」の販売が好調だったとみられる。

環境・社会・企業統治を重視するESG投資の広がりを追い風に、テスラの株価は過去1年で株式分割を考慮した実質ベースで8倍超に伸びた。21日の終値ベースの時価総額は3938億ドル(約41兆1000億円)となり、自動車業界で2位のトヨタ自動車(時価総額は21日終値ベースで約22兆8000億円)に2倍近い差をつけている。

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