NYダウ反落、97ドル安 ワクチン開発に不透明感

2020/10/22 5:19 (2020/10/22 5:56更新)
保存
共有
印刷
その他

【NQNニューヨーク=張間正義】21日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、前日比97ドル97セント(0.3%)安の2万8210ドル82セントで終えた。新型コロナウイルスのワクチン開発を巡る不透明感から売りが出た。追加経済対策を巡って米与野党が何らかの合意に至るとの期待は相場を支えた。

ブラジル政府が21日、同国で実施されていた英アストラゼネカとオックスフォード大の新型コロナワクチンの臨床試験で被験者が死亡したと明らかにした。発表を受け、ワクチン開発の不透明感が投資家心理の重荷となった。

野党・民主党のペロシ下院議長とムニューシン米財務長官の協議は21日も続いた。ペロシ氏は米メディアで「与野党は今日中に対策規模の違いについて解決できる」と述べ、市場参加者の期待をつないだ。ただ、市場では「11月の米大統領選前の成立は困難」(ゴールドマン・サックス)との見方も根強く、朝方の買い一巡後は売りに押される場面が目立った。

景気敏感株は総じて下げ、航空機のボーイングや化学のダウ、クレジットカードのアメリカン・エキスプレスの下げが目立った。ゴールドマン・サックスと情報技術(IT)のIBMも2%前後下げた。一方、保険のトラベラーズと映画・娯楽大手のウォルト・ディズニーは上昇してダウ平均を支えた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も前日比31.80ポイント(0.3%)安の1万1484.69と反落した。2020年7~9月期決算で契約者数の伸びが急減速した動画配信のネットフリックスは7%安。アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)やテキサス・インスツルメンツ(TI)など半導体株の一角も下げた。

一方、SNS(交流サイト)のフェイスブックと検索サイトのグーグルの親会社アルファベットは上昇した。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]