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新型コロナ下、異例の外国訪問 首相もPCR検査

 インドネシア・ボゴールの大統領宮殿で、ジョコ大統領(左手前から2人目)と会談する菅首相(右手前から2人目)=(20日、代表撮影・共同)

【ジャカルタ=安部大至】菅義偉首相は21日、ベトナムとインドネシア訪問を終えて帰国した。新型コロナウイルスの感染拡大後、日本の首相による初の外国訪問だった。首相自身も日本出国前と帰国後にPCR検査や抗原検査を受け、同行人数を絞る異例の外国訪問となった。

外務省によると、ベトナムとインドネシア両国からは訪問を歓迎する一方、防疫上の必要で人員は最小限に絞るよう要請があったという。ベトナムは累計感染者数が1000人台と、市中感染を抑え込んでいる。一方、インドネシアは累計感染者数が30万人を超える。

首相や周辺は外交儀礼としてベトナム入国時のPCR検査を免除された。ベトナムでは首脳会談や献花などの行事をのぞき、宿泊先のホテルからの外出を原則禁止された。インドネシアでは視察を日程に入れなかった。

20日のジョコ大統領との首脳会談では感染防止策として両首脳ともマスクを着け、テーブルの中央に設置した透明の板越しに対話した。インドネシア側の出席者はジョコ氏以外の多くがマスクの上にフェースシールドを着用し、二重に飛沫対策をする徹底ぶりだった。

同行記者団も行動が制限された。18日のベトナム到着後は空港から宿泊先のホテルに直行した。防護服を着た日本の大使館職員の誘導を受け、一般客が乗らない従業員用のエレベーターを使ってホテルの客室に入った。

ホテル内でPCR検査を受け、翌朝にメールで結果が陰性と知らされるまで客室内に隔離された。ホテルに設置された記者団向けの作業部屋への立ち入りも禁じられた。

取材活動も制限された。19日のベトナムの大学での首相の政策演説は滞在先のホテルで動画を視聴する形となった。20日のインドネシアのジョコ大統領との首脳会談後の共同記者発表はカメラの代表取材に限った。同行記者団は宿泊先のホテルでインターネット中継を視聴する形式をとった。

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