建設各社、スマートシティーに挑む シーテックで

2020/10/21 20:49
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国内最大級の家電・IT(情報技術)の見本市「CEATEC(シーテック) 2020 オンライン」で21日、未来のまちづくりについて建設各社のトップが講演した。竹中工務店の佐々木正人社長は「ソサエティ5.0を実現するには業界の枠を越えたビッグデータの活用が必要」と話し、異業種と連携することの重要性を強調した。

竹中工務店は建物内に取り付けた各種センサーと人工知能(AI)を組み合わせて、自動で本人が快適だと思う温度設定にする仕組みを開発し、実用している。利用者一人一人に最適化することで室内全体の空調を抑えても不快感がなく、省エネと快適さを両立できる。開発にはAIスタートアップのヒーローズ(東京・港)と連携した。佐々木社長は「高機能なビルの集合体がスマートシティーにつながる」と話した。

清水建設は豊洲エリアで自社が主体となって大規模な再開発を進めている。井上和幸社長はこのエリアで進めているスマートシティー構想について披露。地震などに被災した後、近隣住民や通勤者の安全を確保するためにシステムを活用することも想定している。井上社長は「日常活用している技術が災害時などにも役立つことが重要だ」と指摘した。

戸田建設はオフィスや医療施設のスマート化に力を入れている。2024年に東京都中央区内に「新戸田ビル」を完成させる計画。戸田建設の本社機能が入るフロアに様々なスマート技術を採用し、多様な働き方を許容することで、働くことの価値が高まることをめざしている。今井雅則社長は「入居者に合わせたスマート化サービスを提供する」と強調する。

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