日韓関係、東京五輪前に改善を 李洛淵・韓国与党代表

日韓対立
2020/10/21 18:20
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【ソウル=恩地洋介】韓国の革新系与党「共に民主党」の李洛淵(イ・ナギョン)代表は21日、ソウルの外国人記者クラブで会見し、2021年夏に予定されている東京五輪までに日韓関係を改善すべきだとの考えを示した。元徴用工訴訟を巡る対立に関し「外交当局の協議で接点が見いだせるよう後押しすれば、良い結果が出るだろう」と述べた。

韓国与党「共に民主党」の李洛淵代表(21日、ソウル)

前首相の李氏は韓国紙特派員として1990年代に東京駐在した経験があり、与党内で数少ない知日派として知られる。首相当時に元徴用工問題の対応を担ったが解決策はまとめられなかった。

訴訟の原告が差し押さえた日本企業の資産は、近く現金化される恐れがある。李氏は具体的な言及は避けつつ「双方が守ろうとする原則を互いに認めつつ接点を探る試みが何度かあった。相手が受け入れやすく変更を加えた打診が水面下で進んでいる」と指摘した。

19年12月に当時の文喜相(ムン・ヒサン)国会議長が提出した解決法案については「国会も政府も受け入れは容易ではない」との認識を示した。同法案は5月に廃案となり、その後に保守系の野党議員らが同一法案を提出している。

李氏は東京五輪が日朝対話の契機になるとも指摘した。北朝鮮が21年1月の党大会で新たな対外政策を打ち出すとの見方を示し「北朝鮮は18年2月の平昌冬季五輪を対話に利用した。金正恩(キム・ジョンウン)委員長が東京五輪をそのような機会として考える可能性がある」と語った。

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