9月の訪日客数、99%減の1万3千人 コロナ影響続く
日本政府観光局(JNTO)は21日、9月の訪日客数が前年同月と比べ99.4%減の1万3700人だったと発表した。訪日客数は3月以降、7カ月連続で減少幅が9割を超えている。ベトナムなど一部の国ではビジネスに限った往来を解禁したが、観光客の移動はまだ制限が続く。
国・地域別でみると、前年同月に81万人訪れていた中国は3000人、20万人訪れていた韓国は1400人だった。タイからは1000人、ベトナムから2700人で、7月末から駐在員など長期滞在者向けの往来の受け付けを始めたことが影響している。両国とも8月と比べると訪日客数は倍増した。
1~9月の累計の訪日客数は397万人にとどまっている。2019年には9月までに2441万人が訪れていた。