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日本触媒と三洋化成、コロナで経営統合中止 21年春

紙おむつ原料大手

(更新)

紙おむつ原料大手の日本触媒三洋化成工業は21日、2021年4月に予定していた経営統合を中止すると発表した。4月に統合延期を発表していたが、新型コロナウイルスにより今後も事業環境が不透明なことから、統合は困難と判断した。

両社はおむつ用の高吸水性樹脂の世界的メーカー。19年5月に経営統合を発表し、韓国勢などに対抗し、世界シェアを高める考えだった。当初は20年10月の統合を目指していたが、日本触媒の業績悪化を受けて統合時期を延期。21年4月を目標に統合比率の見直しを進めていた。

しかし、新型コロナウイルスの影響で高吸水性樹脂の需要が減少。日本触媒によると、足元の販売数量は「約1割減っている」という。特に影響が深刻な欧州では連結子会社に関して約20億円の減損損失を21年3月期に計上する。

19年7月以降、日本触媒は3度目の業績下方修正を迫られ、三洋化成側から統合中止を申し入れたという。三洋化成の安藤孝夫社長は21日、日本経済新聞の取材に「(経営統合の)前提条件が変わった」と話した。

一方、日本触媒の五嶋祐治朗社長は「1~2年先の事業環境が想定できない」と説明した。統合の中止はここ1~2週間で決まったという。

統合中止に伴う業績への影響は精査中といい、統合に向けてかかっていた費用は両社で負担の分担を協議するという。

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