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タイ、外国人観光客受け入れ再開 まずは中国から

【バンコク=岸本まりみ】タイ政府は20日、約7カ月ぶりに観光客の受け入れを再開した。第1陣として新型コロナウイルスの封じ込めに成功している中国からの観光客が到着した。周辺国に先駆けて観光客を試験的に受け入れ、本格再開を目指す。

タイに到着した中国からの観光客(20日、バンコクのスワンナプーム空港)=AP

タイは観光依存度が高く、経済再建には外国人観光客の受け入れが不可欠だ。ただ足元では反体制デモが広がり、客足に影響する可能性もある。

20日午後5時(日本時間同7時)、「特別観光査証(ビザ)」を取得した上海からの観光客、約40人が首都バンコクのスワンナプーム空港に到着した。タイ政府が3月下旬に外国人観光客の入国を原則禁止して以来、初めての観光客だ。26日にはさらに100人前後の観光客が中国から到着する予定だ。

タイ政府が発給を始めた特別観光ビザは長期滞在向けで、タイに最長270日間の滞在が可能となる。最初の14日間は隔離施設で過ごす必要があるが、タイ政府は11月上旬までに約400人がタイを訪れると見積もる。新型コロナの封じ込めに成功している「低リスク国」からの旅行者の隔離期間を14日間から10日間に短縮することも検討し、観光客の呼び戻しを急ぐ。

タイは国内総生産(GDP)の約2割を観光で稼ぐ。2019年には4千万人近くの外国人が訪れ、観光収入は1兆9600億バーツ(約6兆6600億円)に達した。タイ観光協会は20年の観光客数と観光収入は前年を83%下回ると予想する。

さらに影を落とすのが政情混乱だ。足元では首都バンコクを中心に反体制デモが拡大。タイホテル協会の幹部は「すでに新型コロナで観光産業に深刻な影響が出ている。政治混乱はさらに事態を悪化させる可能性がある」と言及。「ハイシーズンである11~12月までには混乱が収束してほしい」と語る。

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