東証と富士通、見逃した仕様変更とマニュアルの不一致
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東京証券取引所で10月1日に起きた大規模システム障害の真因が分かった。富士通が作成したNAS(ネットワーク接続ハードディスク)のマニュアルに不備があり、東証と富士通はそれを5年以上見逃していた。東証はこれまでシステムを停止させない「ネバーストップ」を掲げてシステムの信頼性を高めてきたが、今後はシステム障害が発生しても短時間に復旧させる「レジリエンス(障害回復力)」も重視する方針に大きくかじを切る...

東京証券取引所は2020年10月1日、システム障害を受けて全銘柄の取引を終日取りやめました。売買が終日停止されたのは1999年の取引のシステム化以降で初めてでした。この問題に関する最新ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。