三菱電機静岡製作所、エアコンの「マザー工場」
ふじのくに戦略拠点
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「軽薄短小時代」の日本の家電製品の特長を示す資料として重要である――。9月、国立科学博物館が発表した2020年度重要科学技術史資料(愛称・未来技術遺産)に、三菱電機が1975年に発売した「薄型エアコン霧ヶ峰」が選ばれた。
当時主流だったエアコンの半分程度と画期的な薄さを実現し、家庭へのエアコン普及に貢献したと評価された。同社の製品としては2件目で、前回18年度に登録されたのも「壁掛セパレート型エアコン」(...
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