南海特急の備品使った宿泊部屋 大阪の施設で開業

南海電気鉄道とシンガポールに本社を置くフレイザーズホスピタリティーは20日、南海電鉄の特急車内で実際に使われていた備品などを設置した宿泊用の部屋を提供すると発表した。大阪市内のサービスアパートメント「フレイザーレジデンス南海大阪」の1部屋で、20日に受け付けを開始し、26日から宿泊できる。料金は1泊3万9000円から。
部屋は77平方メートルで最大4人が宿泊できる。リビングには特急「サザン」で使用されていた座席を設置。2つのベッドルームのうち1つには、特急「ラピート」の車内にあったテーブルを置いた。鉄道関連の書籍やDVDも用意している。
フレイザーレジデンス南海大阪は、2006年末に閉鎖した「ホテル南海なんば」の跡地に建てられた。10年に営業を開始し、今年で開業10周年を迎えた。