CEATEC一般公開 ズームCEOら社会変革訴え

2020/10/20 16:52
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国内最大級の家電・IT(情報技術)の見本市「CEATEC(シーテック) 2020 オンライン」は20日、一般公開を始めた。ビデオ会議サービス「ズーム」を運営する米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズのエリック・ユアン最高経営責任者(CEO)らが講演し、デジタル技術を使った社会変革の必要性を訴えた。

オンラインで初めて開かれたCEATECはアクセス集中により一時、入場制限を実施した

ユアンCEOは、「新型コロナウイルス後はオフィスへの出勤と在宅勤務を併用するハイブリッドの勤務環境が求められる」と述べた。コロナ後もビデオ会議サービスで貢献すると強調した。

コロナ感染リスクが高まって以降、多くの企業が在宅勤務を導入した。この状況を追い風にズームは利用者を飛躍的に増やし、4月には1日当たりのべ3億人に達した。

ただ、在宅勤務が長期化するにつれ、「従業員の精神面への配慮などの課題が浮上している」とユアンCEOは指摘。コロナ後も従業員を引き付けるには、1週間のうち数日はオフィスで働き、別の数日は在宅で働く「ハイブリッドな環境」が必要になるとし、ズームはその環境を前提に革新的なサービスを素早く展開していくとした。

ソニーの石塚茂樹副会長は基調講演で「コロナ感染症の拡大は人々の暮らしや働き方、グローバル経済に大きな影響を与えた」と指摘し、「この間に変容した様々な価値観はコロナが収束した後も戻らないだろう」と述べた。そのうえで「新たな日常の中でテクノロジーを用いて何ができるか徹底的に考える必要がある」と訴えた。

石塚氏は「エンターテインメントを楽しみたいという人の欲求は変わらない」と話し、コロナで打撃を受けた音楽や映画、スポーツ業界を技術を使って支援する方針を示した。例えば、独自の立体音響技術を活用し、自宅でも映画の音声を制作できる環境を整備している。

新型コロナウイルスで初のオンライン開催となった。ホームページにアクセスが集中したことを受け、サイトの閲覧を一時制限するなどの混乱も生じた。

この障害は9時30分から午後1時まで発生。入場登録サイトへのアクセス数が昨年比4倍と想定を上回り、サーバーにエラーが生じたのが発端だ。来場者が画面のリロードをくりかえし、サーバーへの負荷が最大で昨年比10倍に膨れ上がり、復旧に時間がかかったという。入場登録のサーバーを増設したり、各サーバーの処理数を上げたりする対策を実施した。

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