BHPの鉄鉱石生産、7~9月は7%増 中国需要堅調

南西ア・オセアニア
2020/10/20 17:59
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【シドニー=松本史】豪英資源大手BHPグループは20日、7~9月期の鉄鉱石生産量が前年同期比7%増の7400万トンだったと発表した。新型コロナウイルスの影響で世界景気が低迷するなか、景気刺激策として鉄鋼を増産している中国の需要に支えられた。21年6月期の生産見通しについては、最大で前期比2%増の2億8600万トンを据え置いた。

鉄鉱石生産量は前年同期比7%増(西オーストラリア州の鉄鉱石鉱山)

製鉄に使われる原料炭は前年同期比5%増の1700万トンだった。一方、火力発電に使う一般炭は同17%減の約500万トンだった。コロンビアの炭鉱でのストライキなどが影響した。

10月以降は中国で豪産石炭の通関作業に遅れが出ていることが判明している。背景として豪中関係の悪化も指摘される。BHPは一般炭について「中国による(豪産)石炭の輸入制限の影響を注視している」と述べた。

BHPの競合、英豪大手のリオ・ティントがこのほど公表した7~9月期の鉄鉱石出荷量は前年同期比5%減の8200万トンだった。出荷港での保守管理作業などが影響した。リオは「中国以外で鉄鋼生産は大きく減っている」と指摘。中国については今後、「鉄鋼消費が過去最高(の現状)から弱含む」可能性があるとの見方を示した。

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