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コロナ下の仕事・生活支える、AIスタートアップ紹介

アイサム&トランザム

バカンの河野剛進代表(左)は、「コロナ下でリスクを回避しながら、経済を回すにはどうしたらいいのか考えた」と話す(20日午前、東京都中央区)

人工知能(AI)と交通・移動技術をテーマに日本経済新聞社が主催するグローバルイベント「アイサム(AI/SUM)&トランザム(TRAN/SUM)」は20日、新型コロナウイルス下の新常態における仕事や生活を支援するAIスタートアップを紹介するセッションを開いた。

メンタルヘルスのemol(エモル、東京・台東)はスマートフォンで悩みを相談できるAIチャットアプリを提供する。AIに悩みを相談すると、会話を分析してリラックスできる動画やゲームなどを提案する。

5月に企業向けサービスを始め、250社以上が導入する。千頭沙織最高経営責任者(CEO)は「新型コロナのストレスを発散させる場としてemolの利用が増えている」と話した。

筑波大学発スタートアップのスポーティップ(東京・港)はAIが足を曲げる角度などを測り、トレーニングの指導に生かす。スポーツジムを中心に提供するが、個人向けトレーニングアプリも開発する。自宅にいながらいつでも個人に合った運動ができる。

AI英会話アプリのスピークバディ(東京・港)は音声認識や自然言語処理技術を使って英語の発音や英作文の添削などをするサービスを提供する。利用者の会話データが蓄積され、AIとの高精度な雑談を実現しているという。立石剛史CEOは「今は社会人向けに提供するが、将来は学校教育向けにサービスを出したい」と強調した。

バカン(東京・千代田)は商業施設やオフィスのトイレ、飲食店などにAIカメラやセンサーを設置。混雑情報を収集し、来店者のスマートフォンやデジタルサイネージなどを通じて情報を可視化する。「子どもと外出するときに、ぐずりだしてしまうことがある。その悩みを解決するために開発した」(河野剛進代表)。当初の想定とは異なるが、コロナ下で人が集まる場所の混雑回避ニーズが高まった。現在はターミナル駅や観光地、避難所に導入を広げている。

将来はAIが執筆した小説を人間が楽しむようになるかもしれない。Books&Company(東京・千代田)はAIの自動生成による小説執筆プロジェクトを進める。「BunCho」というサービスでは小説のタイトルやあらすじを自動で生成し、執筆の開始を手助けする。野村衛代表は「夏目漱石や太宰治の作品を学習し、その続編を書くといった未来」を思い描く。

メンタルケアや非接触の運動指導、3密回避に小説の自動生成まで、AI技術は多様化し、より生活に密着したものになりつつある。

(安村さくら)

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