北陸鉄道、金沢市内バス 乗り継ぎ割引100円に拡大
北陸鉄道(金沢市)は金沢市内の路線バスについて、ICカード乗車券「ICa(アイカ)」を使って乗り継ぐ際の割引額を30円から100円に引き上げる。11月1日~2021年3月31日の期間限定で、金沢市が支援する。新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込んだ利用客の回復につなげる考えだ。

北陸鉄道によると、金沢地区の路線バスの収入は2020年4~6月で前年同期比57%減、7~9月で同30%減となった。金沢市は9月補正予算に路線バスの利用促進緊急対策事業費として1300万円を盛り込み、乗り継ぎ割引を支援することにした。
北陸鉄道によると、アイカの運用を開始した04年から乗り継ぎ割引を実施しており、月平均で約3万件の実績がある。香林坊や金沢駅東口などのバス停で乗り継ぐ客が多いという。金沢市は「割引の拡大を通じて、バスの新たな利用にもつながってほしい」としている。
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