不妊治療の保険適用・オンライン教育、前例打破に壁
始動 菅予算(2)
(更新) [有料会員限定]
「4連休に時間をとれませんか」。9月中旬、都内で不妊治療クリニックを開業する医師、杉山力一の電話が鳴った。相手は首相の菅義偉。会って話すのは菅が官房長官時代に勉強会で連絡先を交換して以来だった。
- 【前回記事】
「助成金を拡充すれば出生数を年間1万人以上増やせる」。杉山が独自の試算で進言すると菅は「保険適用する。制度が問題なら変えればいい」と応じた。菅が首相の立場になった今、議論の進み方は早かった。...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り771文字