ジップエア、バンコク線旅客便を28日就航 週5便から

日本航空(JAL)傘下のジップエア・トーキョー(千葉県成田市)は19日、バンコク―成田空港線の旅客便を28日に就航させると発表した。週5便で、まずはバンコク発のみ旅客便とし、成田発は貨物専用便としての運航を継続する。
新型コロナウイルスの影響で、タイ当局は旅客便の乗り入れを禁止している。一方で、日本への帰国需要が一定程度あることから就航を決めた。規制が緩和され次第、成田発でも旅客便の運航を始めたい考えだ。
11月29日までの料金はスタンダードが4200~5万1600バーツ、フルフラットタイプが1万5千~6万1800バーツ、6歳以下は1600バーツの定額となる。同社のウェブサイトなどから購入できる。
東南アジア市場では、日本経由で北米に乗り継ぐ需要があるが、JALとコードシェアしていないことなどから、現時点で取り込むことは難しいと見ている。16日に就航したソウル線同様、旅客需要だけでは採算ラインを超えるのは難しいが、航空貨物収入で1便当たりの黒字化が可能なことから就航を決めた。