石川・加賀の駅前商業施設にクマ侵入、13時間後駆除

2020/10/19 12:50 (2020/10/19 23:19更新)
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商業施設に侵入し射殺されたクマを運び出す関係者(19日午後9時40分ごろ、石川県加賀市)=共同

商業施設に侵入し射殺されたクマを運び出す関係者(19日午後9時40分ごろ、石川県加賀市)=共同

石川県加賀市は19日、同市の商業施設「アビオシティ加賀」に侵入したクマを、猟友会が110番通報から約13時間後の午後9時10分ごろ、射殺したと明らかにした。市によると、クマは体長約1.3メートルの雄の成獣。

麻酔銃とみられる銃を持った男性が午後1時ごろ、防護盾を持った県警の機動隊員らとともに店内へ。午後2時半には、けが人の発生に備え消防の特別救助隊の車両が到着し、待機した。市や県警はドローンも使い捜索した。

クマを入れたとみられる袋は午後9時45分ごろ、施設の搬入口に横付けした軽トラックの後部に載せたおりに移されて搬出された。捜索のため施設内にいた男性は取材に、警察から聞いた話として「クマは倉庫の棚の一番下に隠れており、猟友会が3発撃って射殺した」と話した。

県のホームページや登記によると、施設は4階建てで、1階の床面積は約1万6千平方メートル。店舗面積は計約2万3千平方メートルという。

加賀市教育委員会によると、現場近くの市立作見小学校では6限目の授業を取りやめた。集団下校や保護者の送迎で、児童は早めに帰宅した。

施設はJR加賀温泉駅の前で、スーパーや飲食店が入っている。周囲には、複数の商業施設や大規模な病院があり、住宅地も広がっている。

石川県内ではクマの出没が相次ぎ、加賀市では17日、加賀温泉駅から南に2.7キロの住宅街で男女3人がクマに相次いで襲われ頭などにけがをした。16日にも白山市で別の男女4人がクマに襲われた。いずれも猟友会が1頭を射殺した。県は8日に最高レベルとなる「出没警戒情報」を発令している。

〔共同〕

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