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表現の自由「奪えない」 仏、テロ犠牲の教員追悼

【パリ=共同】フランス・パリ近郊で16日起きた教員殺害テロ事件で犠牲となった中学の歴史・地理教員サミュエル・パティさん(47)を追悼する集会が18日、パリや南部リヨンなど国内各地で開かれ、地元メディアによると計数万人が集まった。参加者は「自由は決して奪えない」と述べ、表現の自由を守ると訴えた。

18日、フランスで教員殺害テロ事件の犠牲となった教員を追悼する人々=ロイター

パティさんは表現の自由に関する授業で、週刊紙シャルリエブドによるイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画掲載の問題を議論。同紙が掲載した風刺画を生徒に見せたことでイスラム過激思想に影響されたとみられるチェチェン系の容疑者(18)に殺害された。

パリでは、2015年の同紙本社襲撃テロ後にも大規模な集会とデモが行われていた共和国広場に数千人が集まり、カステックス首相やパリのイダルゴ市長も加わった。参加者は、パティさんに連帯を示す「私は教員」と記したプラカードやシャルリエブドの紙面を掲げた。

パリに住む教員ナニーニ・セリーヌさん(43)は「学校は自由への道。生徒には、自由は値が付けられないと繰り返し伝えている。人間の精神を解き放つ(教育)を切り裂く行為に言葉もない」と衝撃を隠せなかった。

年金生活者のパトリックさん(65)は「私たちの共和国は厳格な政教分離を原則とする。いかなる宗教にも支配されてはならない」と強調した。

フランス政府は21日にパティさんの国家追悼式を予定している。

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