/

東海大野球部が無期限活動停止 部員が大麻使用疑い

硬式野球部員による大麻の疑いがある薬物の使用が判明し、記者会見する東海大の山田清志学長(中央)。手前は伊藤栄治硬式野球部長(17日午後、神奈川県平塚市)=共同

東海大学は17日、硬式野球部の寮で複数の部員が大麻の疑いがある薬物を使用したことが確認されたとして、同部を無期限の活動停止処分としたと発表した。神奈川県警は大麻の使用を認めた部員を事情聴取し、16日に寮を家宅捜索した。

17日に記者会見した東海大の山田清志学長は「大学への信頼を裏切ることになったことを心よりおわびする。このような事態が起きたことは遺憾で、責任を痛感している」と謝罪した。

東海大によると、9日に「野球部員が大麻を使用しているらしい」という趣旨の通報が大学に寄せられ、県警に相談。大学も調査委員会を立ち上げて聞き取りを進めたところ、複数の部員が野球部のグラウンドに隣接する寮の部屋で大麻を使用したことを認めた。動機については「興味本位だった」と話したという。

東海大は大麻の入手経緯や使用時期などは県警の捜査を理由に明らかにせず、現時点で大学側が把握している人数は「1桁台」という。

会見に同席した伊藤栄治硬式野球部長は「(大麻使用を認めた部員は)成績、練習態度ともに特に異変はなかった。(これまでに)問題があったとも聞いていない」と話した。

東海大硬式野球部は首都大学野球リーグに所属し、巨人の原辰徳監督や菅野智之投手ら、多くのプロ野球選手を輩出してきた名門。現在は128人が在籍し、うち110人が寮に住んでいるという。26日に開催される予定のプロ野球ドラフト会議に向け、3人がプロ志望届を提出している。

大麻で摘発の若者増加


 若者が大麻所持などで摘発されるケースは年々増加している。警察庁によると、2019年の大麻事件の摘発者は4321人と過去最多を更新。年代別では20代が最多で1950人と、15年(890人)比で2倍以上となり、大学生も132人と15年(31人)の4倍超に上った。
 同庁は若者の間でSNS(交流サイト)などを通じて入手する動きが広がっていると分析。大麻は薬物乱用につながる「ゲートウエードラッグ」とも呼ばれる一方、危険性への認識が低いことも問題視されており、同庁は啓発に力を入れている。
 大麻使用が発覚し、大学の運動部が活動停止となる事例も相次ぐ。今年1月に日本大のラグビー部員が大麻の所持容疑で逮捕され、同月、同部の活動停止を発表。近畿大も今月5日、体育会サッカー部の男子部員5人が大麻を使用していたと発表し、同部を無期限活動停止とした。

初割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン