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パリ近郊の教師殺害、イスラム風刺画関係か

(更新)
マクロン大統領は事件がイスラム過激派のテロだと語った(16日、パリ近郊)=ロイター

【パリ=白石透冴】パリ近郊で16日に男性教員(47)が首を切断されて殺された事件で、仏捜査当局は17日までに、少なくとも9人を事件との関連の疑いで拘束した。被害者はイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を授業で生徒に見せたとされる。捜査当局は事件との関連を調べている。

拘束したのは容疑者の知り合いが中心。被害者が勤務していた中学校で学ぶ生徒の保護者も含む。仏メディアによると、容疑者の男はモスクワ生まれでチェチェン系の18歳と確認された。捜査当局は男が過激化していたとの情報をつかんでいなかった。

仏検察によると、この拘束された保護者の親族の中には、2014年にシリアに渡って過激派組織「イスラム国(IS)」に加わった女がいる。

事件はパリ近郊コンフランサントノリーヌで発生。警官が現場近くで容疑者とみられる男を見つけ、抵抗したため射殺した。マクロン大統領は事件後、直ちに現場を訪ねて「イスラム過激派のテロだ」と語った。大統領府は17日、近く国として被害者を追悼すると明らかにした。

捜査当局は、容疑者の男が事件後、ツイッターで犠牲者の切断された頭部の写真を投稿したとみている。投稿には「マクロンよ、ムハンマドを貶(おとし)めたお前の犬のうち、1匹を処刑した」などとのメッセージがそえられていたという。

被害者の男性教員は約1週間前、生徒に風刺画を見せたとみられる。仏メディアによると、イスラム教徒の生徒に「ショックを受けてほしくない」と言って、いったん教室の外に出るよう促していた。その後、被害者は数日にわたり何らかの脅迫を受け、警察に相談していたという。

フランスではイスラム過激派のテロが散発しており、2015年には銃器を使った2回の大規模テロが起きた。最近は単独犯が刃物を使う犯行が中心で、9月にはパリの仏週刊紙シャルリエブド旧本社前で男女2人が男に刃物で襲われた。

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