石綿被害など3件逆転認定 公害被害不服審査会

2020/10/17 9:58
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国の公害健康被害補償不服審査会は17日までに、石綿を吸い込み中皮腫にかかったとする本人と遺族の訴えを不認定とした環境再生保全機構の2018年の処分計2件を取り消したと発表した。そのほか、遺族補償の支給を不認定とした東京都足立区の12年の処分も取り消した。いずれも今月9日付。

埼玉県草加市の女性が自身の、兵庫県西宮市の男性は親の中皮腫認定を求め、石綿健康被害救済法に基づき請求していた。裁決によると、病理組織診断や検査データなどを総合すれば中皮腫と判定できるとして、不認定は違法と結論付けた。

栃木県さくら市の女性は12年、兄が死亡したのは大気汚染による慢性気管支炎が一因として、公害健康被害補償法に基づき遺族補償などを東京都足立区に求めていた。同区は死亡との関連を否定し不認定とした。裁決では、死因は食道がんだが、慢性気管支炎の治療中で喉の違和感に気付くのが遅れ、病状が悪化した可能性があるとして不認定の処分を取り消した。〔共同〕

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