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トルコ、ロシア製S400ミサイル試射か 米反発も

【イスタンブール=木寺もも子】トルコは16日、黒海沿岸の北部シノップでロシアから導入した地対空ミサイル「S400」を初めて試射したもようだ。ロシアのタス通信などが報じた。北大西洋条約機構(NATO)加盟国のトルコによるS400導入には米国が反発しており、事実であれば制裁を科す可能性もある。

タス通信は防衛・外交関係者の話として、発射された3発すべてが目標物の攻撃に成功したと伝えた。ロイター通信もミサイル1発が発射された映像を入手したと報じた。米国務省のオルタガス報道官は「もし確認されれば、最も強い言葉で非難する」と述べた。トルコ政府はコメントしていない。

トルコは2019年7月にロシアからS400の搬入を始めた。20年4月に稼働させる予定だったが、新型コロナウイルスの影響などで延期していた。

米国はNATOの軍事機密がロシア側に漏れる恐れがあるなどとして強く反発していた。対ロシア制裁法に基づいてトルコに制裁を科す動きもみせていたが、対トルコ関係を重視するトランプ大統領が反対していた。

このタイミングでの試射には、11月の米大統領選でトルコに対して強硬な民主党候補のバイデン前副大統領が当選する可能性を考慮し、対米関係の悪化を最小限にするため、政権交代前に試射を済ませようとしたとの見方もある。

S400の導入を受け、米国は既に最新鋭ステルス戦闘機F35の国際共同開発からトルコを排除すると決めた。

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