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ボーイング737MAX、欧州で運航再開へ 当局「基準満たす」

(更新)

【フランクフルト=深尾幸生、ニューヨーク=中山修志】2度の墜落事故で運航停止に追い込まれた米ボーイングの小型機「737MAX」の運航再開が認められる見通しとなった。欧州航空安全機関(EASA)のパトリック・カイ事務局長が米ブルームバーグ通信の16日のインタビュー記事で「分析の結果、十分に安全基準を満たしている」と答えた。

11月に正式に最終報告書を発表し4週間のパブリックコメントを経たうえで、年内に運航再開が可能になる見通しだという。EASAは9月、改良された737MAXの飛行試験を完了したと発表していた。

737MAXは2019年3月にエチオピアで墜落事故を起こした後に、全世界で運航が止まっている。ボーイングは問題のあったシステムを改修して当局の承認を待っていた。

米国でボーイングはずさんな開発体制や隠蔽体質を指摘され、監督する米連邦航空局(FAA)に対しても審査が甘いとの批判が集まっていた。FAAはまだ運航再開を認める最終審査の結果を出していない。

ボーイングは5月に約5カ月ぶりに737MAXの生産を再開したが、米国内で運航再開の見通しは立っていない。同社は7月の時点では、遅くとも9月末までに運航再開の承認を得られるとの見通しを示していたが、FAAの手続きに時間がかかっている。

米議会や各国当局がFAAに厳格な安全審査を求めており、承認に時間がかかる要因になっている。独自に審査しているEASAが承認に前向きな意向を示したことで、米国でも再開に向けた流れが広がる可能性がある。

運行停止期間が1年半を超え、ボーイングは400機を超える737MAXの完成在庫を抱えている。再開が認められたとしても、需給の調整には数カ月以上かかる見込みだ。

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