米ファイザーのワクチン、緊急使用申請は11月下旬以降

2020/10/17 0:14
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【ニューヨーク=野村優子】米製薬大手ファイザーは16日、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可を申請するのが11月下旬以降になると明かした。欧米製薬大手のワクチン開発競争でトップを走るファイザーだが、トランプ米大統領が目指す11月3日の大統領選挙前のワクチン供給は間に合いそうにない。

米ファイザーは、ワクチンの緊急使用許可の申請が11月下旬以降になると明かした=ロイター

アルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)による文書を通じて公表した。ファイザーは独製薬ベンチャー、ビオンテックとワクチンを共同開発している。

7月末に開始した最終段階の臨床試験(治験)で、有効性が確認できるのは10月末。これは、ワクチン開発を手掛ける欧米製薬大手の中で最も早いとみられる。ただFDAが承認基準の厳格化を進めており、最後のワクチン投与から2カ月の経過観察を求めている。これに伴い、申請時期が11月第3週以降になるという。

ブーラCEOは「国民の信頼を確保し、多くの混乱を解消するため、国民が我々のタイムラインを理解することが不可欠」と述べた。同氏は10月1日に従業員向けのメモで、トランプ氏がワクチンを政治利用しているとして「国民の信頼を損なう」と批判していた。

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