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9月の欧州新車販売0.3%増 9カ月ぶり増加も不透明感

【フランクフルト=深尾幸生】欧州自動車工業会(ACEA)が16日に発表した9月の欧州主要18カ国の新車販売台数(乗用車)は前年同月比0.3%増の119万8492台だった。新型コロナウイルスの影響で低迷していたが、9カ月ぶりにプラスに転じた。ただ足元では新型コロナの第2波で再び行動制限が広がっており、先行きは不透明だ。

欧州新車販売の回復力は弱い=ロイター

ドイツ自動車工業会(VDA)によると9月は米国と中国もプラスで、欧米中がそろって前年同月実績を上回ったのは2年以上ぶり。だが、6カ月連続で前年実績を上回る中国と比べて欧州の状況は楽観できない。

欧州の5大市場の9月の販売台数は、新型コロナの感染者が急増しているフランス(3%減)とスペイン(13%減)、英国(4%減)はいずれも前年割れだった。プラスだったドイツ(8%増)やイタリア(10%増)も、営業日が前年より多かったことや前年の特殊要因の反動で増えたことの影響が大きい。

英調査会社のLMCオートモーティブによると、営業日を調整した年率換算では5大市場全てが8月よりも悪化した。

9月のメーカーグループ別の販売台数は、首位の独フォルクスワーゲン(VW)が前年同月比14%増で、シェアは22.2%と2.7ポイント上昇した。9月から納車を始めた新型の電気自動車「ID.3」が貢献した。2位は仏グループPSA(14%減)、3位に仏ルノー(6%増)と続き、4位は2カ月連続で韓国・現代自動車(1%減)が入った。

日本勢ではトヨタ自動車が6%増でシェアは5.7%と0.3ポイント高まった。日産自動車は6%増、マツダは21%減、ホンダは5%増だった。

18カ国の1~9月の累計は前年同期比29%減と大きく落ち込んだ。欧州自動車大手の業績は回復が早い中国市場頼みになっている。

独ダイムラーは15日、2020年7~9月期の営業利益に相当するEBIT(利払い・税引き前利益)が前年同期比14%増の30億7100万ユーロ(約3780億円)になりそうだと発表した。同社の中国の7~9月の乗用車販売台数が23%増えたことが大きい。

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