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中国が豪産綿花の利用中止 関係悪化が背景か 豪主張

【シドニー=松本史】中国政府が同国の紡績工場に対し、オーストラリア産綿花の利用中止を求めていることが16日、分かった。豪州の綿花生産者団体が明らかにした。新型コロナウイルスや香港問題を巡る豪中の関係悪化が背景にあるとみられる。

綿花の生産者団体「コットン・オーストラリア」は16日、声明を出し「中国の(経済政策を担う)国家発展改革委員会が紡績工場に対し、豪産綿花を使わないよう指導している」と指摘した。

バーミンガム貿易・観光・投資相は同日、綿花輸出への影響について生産者らと協議を進めていることを認めた。そのうえで「公正な競争を妨げるような動きは、中国にとって(世界貿易機関などが定める)国際的な義務の不履行になりうる」と強調した。

豪外務貿易省によると、2019年7月~20年6月の豪州から中国への綿花輸出額は約6億1千万豪ドル(約450億円)だった。中国が全体の63%を占める最大の輸出相手国だ。地元テレビに出演したコットン・オーストラリアの幹部は今後、バングラデシュやベトナムなどを対象に輸出先多角化を進める方針を示した。

豪州にとって中国はモノとサービスの輸出の3割超を占める最大の貿易相手国だが、関係は急速に悪化している。豪州のモリソン首相が4月、新型コロナウイルスの発生源を巡り独立した調査を求めたことに中国が強く反発した。中国は5月に豪産食肉の輸入を一部停止したほか、大麦に80%超の追加関税を課した。8月には豪産ワインに対して反ダンピング(不当廉売)調査を開始している。

10月に入り、中国で豪産石炭の通関手続きに遅れが出ていることも判明しており、中国から豪州への報復措置との見方が多い。

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