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EU、英と交渉継続「必要な行動求める」 英は反発

【ブリュッセル=竹内康雄】欧州連合(EU)は15日開幕した首脳会議で、EUを離脱した英国との関係を討議した。自由貿易協定(FTA)など将来関係を巡る交渉が進んでいないため、今後数週間にわたって協議を続ける方針を確認した。これを受けて、ジョンソン英首相は16日に英側の対応を示す見通しだ。

15日、ブリュッセルで記者会見するEUのミシェル大統領(右)とバルニエ首席交渉官=ロイター

EU首脳が15日に合意した文書は「(英国との)交渉の進展が依然として十分ではない」と懸念を表明。その上でバルニエ首席交渉官に今後数週間にわたって交渉を続けるよう指示した。「英国に合意を可能にするための必要な行動を求める」と明記した。

これを受けて英国のフロスト首席交渉官はツイッターに「合意文書に失望した」と投稿した。「(譲歩は)英側がしなくてはならないという提案に驚いた」と、一方的に英側に行動を求めるEUを批判した。

交渉期限を15日としていたジョンソン氏は、EU首脳会議の結果次第で交渉を継続するかどうかを判断する考えを示していた。16日に意思表明をする見通しだ。

記者会見したEUのバルニエ氏は「最後の最後まで交渉する用意がある」と述べ、16日にフロスト氏と電話協議した上で、来週はロンドンで交渉を続ける考えを示した。ミシェルEU大統領は「EUは合意を求めているが、どんな犠牲を払ってでもというわけではない」と従来の見解を改めて強調した。

首脳会議の開幕前、フランスのマクロン大統領は記者団に「交渉の終わりに正しい条件が見いだせなければ、我々は『合意なし』の準備はできている」と表明。ドイツのメルケル首相は「合意は双方の利益にならなければならず、そのためにあらゆる努力をする価値がある」と訴えた。

首脳会議は16日まで。対英関係のほか、足元で感染者が急増する新型コロナウイルス対策や、2030年に域内の温暖化ガスを1990年比55%減らす目標など気候変動対策を討議する。

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