機密情報報じた記者を起訴せず 豪、「公共利益」配慮

2020/10/15 18:10
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【シドニー=松本史】オーストラリアの捜査当局は15日、機密情報に基づき豪特殊部隊に関する報道を行った公共放送ABCの記者について、起訴しない方針を示した。連邦警察は2019年、報道を巡りABCの本部を家宅捜索した。豪メディアは、こうした捜査で報道の自由が妨げられると一斉に反発していた。

シドニーのABC本部から出る捜査官(2019年6月)=AAP

ABCは17年、アフガニスタンに派遣された豪特殊部隊が非武装の民間人を違法に殺害した疑いがあると報じた。報道は国防関係者からの情報に基づいており、連邦警察は機密情報漏洩の疑いで19年6月、ABCを家宅捜索した。捜査令状には記者らの名前が記されていた。

連邦警察は15日の声明で、「連邦検察庁は起訴を検討した際、豪州の民主主義において公共の利益のためにジャーナリズムが果たす役割などを考慮した」と起訴見送りの理由を説明した。

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