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高級スーパーの紀ノ国屋、無人決済の小型店

高級スーパーの紀ノ国屋は、無人決済型の新業態「Sutto(スット)」を立ち上げる。来店客は欲しい商品を棚から持参したかばんなどに直接入れ、精算機で決済するだけで買い物を完了できる。16日に開店する新店で効果や課題を検証し、手早く会計を済ませたい来店客が多い駅前や、人手の確保が難しいエリアなどで導入したい考え。

買いたい商品を持ったまま精算機で支払えば購入が完了する

JR山手線の目白駅改札外に「KINOKUNIYA Sutto 目白駅店」を開店する。既存の店舗を改装し、紀ノ国屋として初めて無人決済に対応する。

商品は棚から直接かばんなどに入れられる

約40平方メートルの売り場の天井に約30台のカメラが取り付けられており、商品棚の重量センサーなどと合わせて来店客や商品の動きを捕捉。商品を持ったまま出口の精算機の前に立つと購入の意思があると判断される仕組みだ。決済は交通系ICカードとクレジットカードに対応する。

改装前はレジでの商品登録や金銭のやりとりなどで数点の購入でも30秒ほどはかかっていたが、無人決済化で10秒ほどで買い物を終えられるという。

ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスやトライアルも無人決済に対応した店舗を展開している。ただ、来店客が自らカートやスマホで商品バーコードを読み取る必要がある。紀ノ国屋が導入した仕組みでは棚から直接かばんに入れながら、よりスムーズに買い物ができる。

店内には従業員を常時1人配置し、うまく会計ができない場合のサポートやトラブル対応、品出しなどの業務にあたる。改装前は2人を配置していたが、決済を無人化できたことで1人でも運用できる見込みだ。

店内が狭く来店客が多い場合に新型コロナウイルスの感染拡大につながる恐れがあることや会計の正確性を考慮し、まずは同時に買い物できる人数を7人に絞る。

目白駅店では通勤客や学生などの利用を見込む。今後改装前後での客層や売れ筋商品の変化、運用上の課題などを検証する。今後の新規出店や既存店の改装のほか、人手を集めにくい場合などに無人決済の導入を検討していく。

カメラは客の年齢や性別などの属性データは収集しないが、どの棚の前で立ち止まったか、どの商品を手に取ったかといったデータは集められる。得られたデータは品ぞろえや商品の配置などにも生かす考えだ。

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