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中国消費者物価9月1.7%上昇 豚肉高騰一巡で伸び鈍化

スーパーで豚肉を買う人たち(中国・武漢)=ロイター

【北京=川手伊織】中国国家統計局が15日発表した2020年9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比1.7%上昇した。豚肉価格の高騰の影響が一巡し、伸び率は8月(2.4%)から鈍化した。食品を除いた指数の伸びは0%にとどまった。雇用・所得の回復が遅れるなか、節約志向も広がり、物価を押し上げる力は鈍っている。

9月は豚肉価格が26%上昇と、8月(53%)から鈍った。アフリカ豚熱(ASF)流行の影響で昨夏ころから伸びが拡大し、19年10月には前年同月の2倍に高騰した。1年がたち、前年同月比伸び率で見た影響がはげ落ちたほか、政府による冷凍豚肉の市場への放出で前月比でみても1.6%下落した。

生鮮野菜は前年同月比17%上がったが、食品以外の物価押し上げ圧力は弱い。衣服が0.3%、靴類が0.9%、家庭用器具が1.9%それぞれ下落した。サービス価格は0.2%上昇したが、家賃や旅行は前年同月の水準を下回った。

主要国の中央銀行が物価の基調を分析する際に重視する「食品とエネルギーを除く」指数は0.5%上がった。伸び率は前月と同じだった。

同時に発表した9月の卸売物価指数(PPI)は2.1%下落した。8カ月連続で前年同月の水準を下回った。石油・天然ガスの落ち込みが広がったことから、下落幅は8月(2.0%)より拡大した。

業種別に見ると、素材・中間財では石炭や化学繊維が卸売物価を下押しした。また自動車が0.3%、パソコンや通信機器が1.9%それぞれ下落するなど最終商品にも下落圧力が残る。

PPIは前月比で0.1%上昇した。4カ月連続で前月の水準を上回ったが、伸び率は8月(0.3%)より鈍化した。足元で上昇傾向が続いていた石油・天然ガスが2.3%の下落に転じた。

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