K-POP「BTS」所属事務所が上場 時価総額、一時1兆円

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アジアBiz
2020/10/15 10:25
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10、11日に開催した有料オンラインコンサートには191カ国・地域から計99万人が視聴した=ビッグヒットエンターテインメント提供

10、11日に開催した有料オンラインコンサートには191カ国・地域から計99万人が視聴した=ビッグヒットエンターテインメント提供

【ソウル=細川幸太郎】K-POPの筆頭格「BTS(防弾少年団)」が所属する芸能事務所、ビッグヒットエンターテインメントが15日、韓国取引所に上場した。取引開始直後に公募価格(13万5千ウォン)の2.6倍にあたる35万1千ウォンの初値を付け、時価総額は一時11兆8800億ウォン(約1兆900億円)となった。

取引開始から1時間がたった午前10時時点では、やや値を下げて株価は30万ウォン前後で推移している。

時価総額1兆円は、日本の同業大手のアミューズエイベックスに比べて20倍の企業価値となる。ビッグヒットは売上高の9割程度をBTSが稼いでおり、株式市場での高い評価はアーティストBTSの世界的な人気を証明した格好となる。

ビッグヒットは上場で得た約900億円の資金をもとに、BTSへの過度な依存から脱却を進める。韓国内で有力アーティストを抱える他の事務所の買収を手掛けるほか、大手エンタメ企業とオーディション番組を企画して「BTSの弟分」の育成を急ぐ。

ビッグヒット株が高値を付けるのは、公募時に取得できなかった投資家の買いが殺到したためだ。個人投資家の応募数は募集枠の1117倍に達し、上場前から過熱感が漂っていた。

韓国では金利低下と政府の不動産価格抑制策によって、行き場を失ったマネーが株式市場に流入している。7月に上場したSKバイオファームの株価は公募価格の3倍超で推移。9月上場のカカオゲームズも公募価格の2倍の水準を維持する。市場の熱気に誘われるように新規株式公開(IPO)を急ぐ大企業の子会社やスタートアップ企業が今後も相次ぐ見通しだ。

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