運用会社別の資金流入額、9月はTロウが首位
国内公募の追加型株式投資信託(ETF除く)の資金動向を運用会社別に集計したところ、9月はティー・ロウ・プライス・ジャパンの資金流入額が1184億円で首位だった。9月28日に新規設定した2本の「ティー・ロウ・プライス グローバル・テクノロジー株式ファンド」が、合計1115億円の当初設定額を集めたことが大きかった。
資金流入2位はアセットマネジメントOne。9月末に純資産総額(残高)6000億円を突破した「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)<愛称:未来の世界(ESG)>」や、バランス型の「投資のソムリエ」などを中心に資金が集まった。3位は「米国成長株投信」シリーズ4本への資金流入が多かったアライアンス・バーンスタインだった。
一方、資金流出額が最も大きかったのは野村アセットマネジメント。「野村インド株投資」や「野村PIMCO・世界インカム戦略ファンド Aコース」などから資金が流出した。2位は「ひふみプラス」からの資金流出が大きかったレオス・キャピタルワークス。3位はアムンディ・ジャパンで、「SMBC・アムンディ プロテクト&スイッチファンド<愛称:あんしんスイッチ>」からの資金流出が目立った。

(QUICK資産運用研究所 西本ゆき)
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