フランス、パリなどで夜間外出禁止 大統領「感染第2波」

ヨーロッパ
2020/10/15 4:53 (2020/10/15 7:27更新)
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14日、仏テレビの取材を受けるマクロン仏大統領=ロイター

14日、仏テレビの取材を受けるマクロン仏大統領=ロイター

【パリ=白石透冴】フランスのマクロン大統領は14日、新型コロナウイルスの感染拡大が続いているとして、パリなどで午後9時から翌午前6時までの外出を原則禁止すると発表した。経済復興を優先しようと厳しい対策に慎重だったが、重症者の増加などを背景に方針転換を迫られた。

マクロン氏は仏テレビの取材に「我々は感染第2波のまっただ中にいる」と語った。若者などが夜間に集まり感染拡大を招いているとみて、実施を決めた。公衆衛生上の緊急事態宣言も14日閣議決定した。

外出制限の対象となるのはパリを含む都市圏イルドフランス、中部リヨン、南仏モンペリエなど9地域。期間は17日から4週間で、議会の承認が得られれば12月1日まで実施する。違反者には罰金135ユーロ(約1万6千円)を科す。カステックス仏首相が15日に詳細を発表する。

外出禁止の時間帯の飲食店、映画館などは閉鎖になる。マクロン氏は打撃を受ける産業に「追加の支援策を用意する」と表明した。休業状態にある人の給与を政府が肩代わりする制度の対象を今より広げるなどする。

公共交通機関は従来通り運行するほか、地域間の遠距離移動は制限しない。経済への悪影響を抑えたいマクロン政権の意向がにじんだ。

フランスでは3~4月ごろに感染が爆発的に広がり、外出制限の効果で6月ごろにいったん落ちついた。だが夏休みの人の移動などで8月ごろから再び増加に転じた。

マクロン氏は春先に比べて現在の方が、医療機関の状況が懸念されると説明した。春は感染拡大がパリなどに限定されたため患者を他地域の病院に運ぶことができたが、現在は拡大がほぼ全地域に及んでいるためだ。

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