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キルギス、野党指導者の新首相承認 大統領の進退巡り溝

【モスクワ=小川知世】議会選の結果を受けて政治危機が続く中央アジア・キルギスのジェエンベコフ大統領は14日、議会が選出した野党指導者ジャパロフ氏を首相とする人事を承認した。両氏は大統領の進退について協議した。インタファクス通信によると、ジェエンベコフ氏は即時辞任を拒否し、混乱収拾まで辞めない考えを示した。

キルギス首相に就任したジャパロフ氏(写真は10日、ビシケク)=タス共同

キルギスでは4日の議会選で与党の圧勝が発表され、不正を訴える野党勢力の抗議が起きた。選管当局は議会選の結果を無効としており、年内にも再選挙が実施される。新首相の承認で政治危機の解消に前進したが、大統領の進退をめぐる対立で不安定な情勢が続く可能性もある。

新首相のジャパロフ氏は14日に「大統領の辞任は国民の要求だ」と述べた。15日もジェエンベコフ氏と協議を続け、辞任を促すと説明した。大統領報道官によると、ジェエンベコフ氏は現時点での辞任は混乱を招く恐れがあると主張している。同氏は法秩序が回復した後で辞める用意があると9日に表明していた。

ジャパロフ氏は2013年に違法な集会を組織したなどとして実刑判決を受けていたが、議会選直後の抗議デモで収監先から解放された。政権側は抗議を沈静化するため、最も有力な野党勢力が推すジャパロフ氏との対話に乗り出していた。ジャパロフ氏は14日、ロシアとの良好な関係を維持するとの外交方針も表明した。

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