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シンガポール新聞大手SPH、20年8月期は初の赤字

【シンガポール=谷繭子】英字紙「ストレイツ・タイムズ」などを発行するシンガポール・プレス・ホールディングス(SPH)の2020年8月期決算は、最終損益が8360万シンガポールドル(約65億円)の赤字だった。前の期は2億1320万シンガポールドルの黒字。新型コロナウイルスの影響で広告収入が落ち込んだうえ、不動産の価値下落が響き、上場来初の赤字となった。

コロナで広告が減り、不動産価値も減少した

売上高は10%減の8億6560万シンガポールドル。新聞などメディア部門の売上高は同23%減だった。8月に140人の人員削減を発表しており、リストラ費用もかさんでメディア部門の税前損益は1130万シンガポールドルの赤字だった。

不動産部門は保有資産の価値が下落し、2億3200万シンガポールドルの損失を計上した。同社は英国などで学生寮、日本などで老人ホームの保有運営も手がける。メディア事業が低迷する中、不動産が稼ぎ頭となっていたが、コロナ禍の打撃を受けた。

同社はコロナ危機が「新聞広告離れを加速した」(ウン・ヤットチュン最高経営責任者)とし、新聞の購読者も減少が続いていることから、「ニュースのデジタル化を強化する」(同)とした。印刷拠点をデータセンターに再開発する事業も進めている。

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