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サイゼリヤ、2期連続赤字36億円 21年8月期

(更新)
国内店舗は外出自粛の影響が長引いて客足の戻りが鈍い

サイゼリヤは14日、2021年8月期の連結最終損益が36億円の赤字になりそうだと発表した。前期(34億円の赤字)に続き2期連続の最終赤字となる。海外店舗は新型コロナウイルス禍からの回復を想定するが、国内は外出自粛の影響が長引いて客足の戻りが鈍い。不採算店舗など固定資産の減損損失も計上する。

売上高は前期比6%増の1350億円を見込む。海外を中心に店舗数を拡大するため増収になる。既存店売上高は中国が中心の海外で10%増を見込むが、国内は微減になる。営業損益は10億円の赤字(前期は38億円の赤字)になる見通しだ。

記者会見で堀埜一成社長は「経済がコロナの感染拡大前に戻らない前提で事業モデルを構築しないといけない」と指摘。そのうえで「国内事業は損益分岐点が高いことが弱点」として、店舗の人件費を削減する。開店前や閉店後の作業時間を減らす。

一方、設備投資額は109億円と前期比で63%増やす。在宅勤務の広がりなどを受けて宅配や持ち帰りに対応した従来の6割程度の広さの小型店を展開する。厨房の設備や店員を減らせ、月間の売上高も通常店と同規模を確保できると想定する。

同日発表した20年8月期の連結決算は、売上高が前の期比19%減の1268億円、営業損益は38億円の赤字(前の期は95億円の黒字)だった。営業赤字は初めて。最終損益の赤字は11年ぶりになる。直近6~8月期の売上高は288億円と3~5月期(211億円)より持ち直した。アジア事業の営業利益は黒字を確保した。

資金面では運転資金確保のため5月末までに短期借り入れで100億円を調達した。コロナ禍の業績悪化に備える。

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