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魅力度ランク、茨城が8年ぶり最下位脱出 栃木47位

ブランド総合研究所(東京・港)が14日発表した都道府県別の魅力度ランキング調査で、2019年まで7年連続最下位だった茨城県が42位に順位を上げた。大井川和彦知事は同日に「内容分析の難しい調査だが、順位が上がったのはよいこと」と述べた。代わって栃木県が初めて最下位になった。

大井川知事は「内容分析は難しいが、順位が上がったのは良いこと」と述べた(茨城県庁、14日)

茨城の順位は12年の46位を上回り過去最高。魅力度を示す点数の19年比の上昇幅は長野県と石川県に次ぎ、沖縄県と並ぶ高さだった。

大井川知事は企業誘致や農産物輸出、新型コロナウイルスに対応したアウトドア誘致といった施策に触れつつ「(就任後)3年間スピードある行政を目指してきた」と強調。順位上昇を「よいこと」としつつも「もっと上位にあってもおかしくない」と述べた。

今後の課題について「滞在・周遊してもらえる観光資源の強化」を挙げた。茨城では民間が主導して魅力向上を目指す「いばらきビリ県脱出連携会議」も7月に発足していた。

ブランド総研の田中章雄社長は茨城について「20代と40~50代の世代で『とても魅力的』『やや魅力的』の回答が増えた」と分析する。「新型コロナで自宅に滞在する時間が増え、スーパーなどで茨城の農産物をみる機会が増えたのでは」と指摘。「19年の都道府県対抗eスポーツ選手権などを受け、SNS(交流サイト)やテレビによる若者の情報接触が増えた可能性もある」とみる。

栃木県は前年の43位から最下位に転落した。田中社長は「コロナ禍で観光や外食を自粛する動きが広がるなか、世界遺産のある日光や宇都宮のギョーザの露出も減り、イメージダウンにつながったのでは」と分析したうえで「一時的なもので悲観する必要はない」と話した。

県は20年度を最終年度とする5カ年の総合計画で魅力度ランク25位を一つの成果指標に掲げ、ブランド力向上に取り組んできた。結局、15年の35位を最高位に目標達成はかなわなかった。

記者団の取材に応じた福田富一知事は「さまざまな工夫を凝らしながら取り組んできた結果が最下位。残念ながら調査回答者の心をとらえられなかった」と述べた。次期計画では魅力度ランクに代わる独自指標を設け、魅力向上に取り組む考えだ。

今回の結果が11月15日投開票の栃木県知事選で争点になりうるかと問われると、福田知事は「争点にしたい人もいるのではないか」と応えた。

魅力度ランクで群馬県は19年の45位から40位に上昇した。1位は12年連続で北海道だった。

調査は6月24日~7月20日にインターネットで20~70代の消費者に実施。魅力度や観光意欲、居住意欲や訪問経験など84項目を調べ、3万1734人が回答した。

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