台湾の大物2人、静かに動く 米中対立のはざまで
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米中対立が続き、米大統領選まで残り1カ月となった9月末、台湾の大物2人が静かに動いた。一人は鴻海(ホンハイ)精密工業の創業者の郭台銘(テリー・ゴウ)氏(69)。もう一人は半導体DRAMの「台湾のゴッドファーザー」と呼ばれる高啓全氏(67)だ。
郭氏は現在、米国にいる。郭氏が設立した基金会の責任者によると「郭氏が個人で手掛ける事業のため」というが、額面通りに受け取る業界関係者は少ない。
郭氏は昨年6...
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