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国際化・女性活躍映す 北欧ミステリーのキャラクター

北欧ミステリーの旅(2) 杉江松恋(文芸評論家)

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本年、最終作『苦悩する男』(柳沢由実子訳、創元推理文庫)が翻訳されたヘニング・マンケルの〈クルト・ヴァランダー〉シリーズは、1990年代を代表する北欧ミステリーである。

60年代のプロトタイプ、〈マルティン・ベック〉シリーズの正統な後継者ではあるが、先人との違いはマンケルがコスモポリタンをもって任じていたことで、アフリカ・モザンビーク共和国の地雷被害者支援など、世界を視野に入れた活動を早くから行...

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