最新鋭ステルス戦闘機 中東の軍事バランスに影響
ドバイ支局 岐部秀光
[有料会員限定]
アラブ首長国連邦(UAE)に続き、同じ湾岸のアラブ国であるカタールが米国に対し、最新鋭ステルス戦闘機F35購入の希望を伝えたもようだ。UAEと国交正常化したイスラエルは軍事バランスが崩れることを警戒し反対を表明した。中東の緊張緩和につながるとみられた国交正常化には、地域の軍拡競争をあおりかねない側面もある。
「(和解の動きがあるからといって)この地域がスイスのようになったわけではない」。イスラエル...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1692文字

いま大きく揺れ動く、世界経済。 自分か。自国か。世界か。このコラムでは、世界各地の記者が現地で起きる出来事を詳しく解説し、世界情勢の動向や見通しを追う。 今後を考えるために、世界の“いま”を読み解くコラム。