キルギス新首相選出を再審議へ 大統領、混乱収拾急ぐ

2020/10/14 4:23
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【モスクワ=小川知世】議会選後に政治危機が続く中央アジア・キルギスのジェエンベコフ大統領は13日、議会による野党指導者ジャパロフ氏の新首相選出について再審議を命じた。採決が無効だとの批判に対応した。ジェエンベコフ氏はロシア高官とも会談し、混乱の収拾を急いでいる。

キルギスの大統領は首都に軍を配備し混乱収拾を急いでいる(10日、ビシケク)=ロイター

13日に大統領府が発表した。10日に採決された首相選出は過半数の賛成がなく違法だとした。ジェエンベコフ大統領は13日にジャパロフ氏と情勢を協議した。一部の野党勢力の反発を抑えるため、法定の手順に従って首相選出をやり直し、政治危機の解消を探ることで一致したとみられる。

ロシアも旧ソ連圏での混乱の長期化を避けようと仲介する姿勢を示している。キルギス大統領府はジェエンベコフ大統領がロシアのコザク大統領府副長官と12日に会談したと明らかにした。ジャパロフ氏も同席し、ロシアは情勢安定に向けた支援を表明したという。

キルギスでは4日の議会選で与党の圧勝が発表され、不正を訴える野党勢力の大規模な抗議が起きた。服役中だったジャパロフ氏は抗議デモで収監先から解放された。政権はジャパロフ氏との対話に乗り出す一方で、同じく抗議で収監先から解放された前大統領らを再び拘束した。現地報道によると、抗議活動は10日ごろから沈静化している。

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