/

米デルタ航空の7~9月期、最終赤字5600億円 苦戦続く

【ニューヨーク=大島有美子】米デルタ航空が13日発表した2020年7~9月期の決算は、最終損益が53億ドル(約5600億円)の赤字(前年同期は14億ドルの黒字)だった。新型コロナウイルスの感染拡大で旅客収入が激減し、3四半期連続で最終赤字となった。

航空需要は長期低迷に直面する(米アリゾナ州)=AP

売上高は前年同期比76%減の30億ドルだった。主力の旅客収入が83%減ったことが響いた。米国内線は79%減、国際線では特に大西洋が94%減、太平洋も91%減と苦戦した。

デルタのエド・バスティアン最高経営責任者(CEO)は旅客需要の見通しについて「企業需要は緩やかな改善の兆しがある」とした。9月末時点の法人の利用客数は前年比でまだ15%の水準だが、21年にかけて上向くとみる。国内線は特にフロリダ州行きなど娯楽需要で改善し、コロナ前と比べて40%程度の水準まで回復した。

ただ国際線の需要は弱いままで、航空需要全体が通常時に戻るには「2年かそれ以上かかる」と厳しい見方を示した。10~12月期の売上高は前年同期比65~70%減の見通しだ。

旅客収入の低迷が続くなか、デルタは一段とコスト削減を進める。人員体制では1万8000人の従業員が自主退職などで離職した。さらに追加で1万2000人が自主的に無給休暇を取るという。

保有する機体数を20年中に200機超、25年までに約380機減らすことも明らかにした。現状の保有機体数の約3割に相当する。航空機大手のエアバスとも「(新規機体の)注文の見直しで合意した」(バスティアン氏)。見直しで20年だけで20億ドル、22年までに50億ドルの費用を減らす。

流動性は9月末時点で216億ドル確保した。コスト削減で今後の現金の流出額を抑える。9月の流出額は1日当たり1800万ドルで、6月の2700万ドルより抑えた。10~12月期には1000万~1200万ドルに抑え、21年春に流出ゼロを目指すとした。6月時点では12月末までに流出ゼロを目指すとしていた。

初割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

新型コロナ

新型コロナウイルスによる肺炎が中国から世界に拡大しています。関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。

治療薬 休業・補償 ビジネス 国内 海外 感染状況

関連企業・業界

業界:

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン