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中国のワクチン、マレーシアに優先供給 両国外相が合意

【シンガポール=中野貴司】東南アジアを訪問中の中国の王毅(ワン・イー)外相は13日、マレーシアでヒシャムディン外相と会談した。中国が新型コロナウイルスのワクチンを優先供給する方針を表明し、ヒシャムディン氏は歓迎の意向を示した。

中国の王毅外相(左)は記者会見で新型コロナウイルス対策で協力する意向を強調した(マレーシア外務省のフェイスブックから)

王毅氏は会談後の共同会見で「マレーシアは中国の友好国の1つで、ワクチン供給の詳細を詰める準備は整っている」と述べた。中国はマレーシアの主要輸出品であるパーム油を大量購入する意向も示したほか、中国の広域経済圏構想「一帯一路」に沿ったインフラ開発を促進することでも合意した。

米中の対立が激しさを増す中で、中国は新型コロナや経済面での支援を通じて、新興国の取り込みをはかっている。マレーシアとの外相会談でも、こうした中国の姿勢が前面に出た。

マレーシアは7月、南シナ海での中国の領有権主張を「国際法上、根拠がない」と否定する書簡を国連のグテレス事務総長に送った。両国の見解の違いが表面化していたが、13日の会談後の共同声明では平和や航行の自由の重要性を強調し、歩調を合わせた。中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)による南シナ海での紛争防止に向けた行動規範(COC)の交渉を加速する重要性についても触れた。

王毅氏は11~15日の日程で、カンボジア、マレーシア、ラオス、タイを訪問する予定だ。マレーシアに先立って訪れたカンボジアでは、両国間の自由貿易協定(FTA)に調印した。

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